峠に魅入られた者
執筆者: 岩岩男 |
2024-02-23 06:52

街の南側”9372”ここにはクローズド※1の峠が存在する。
この街では日々公式レース※2が開催されており多くの車好きの住人がいるということは周知の事実だ。
そんな車好きの一人でもある筆者が街を観光していた際、偶然見つけた峠道について記事にしていこうと思う。
※1=一般車のいないコース
※2=毎日21時から複数回開催
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場所:
9372付近
全長:
約20km(周回コースは約10km)
街側から走り始めると対岸へと続く海橋が見える。
右へ左へと忙しなく曲がる海橋を渡りいくつかの覆道を通るとヒルクライム(登り坂)が始まる。
ヘアピンが連なった区間が長く勾配もあるため低排気量車には苦しい区間だ。
大体10kmほど走り頂上までたどり着くと給油ポイントがある。
こちらは景色も良いのでここで一休みするのもオススメだ。
そしてここからはダウンヒル(下り坂)が始まる。
まず筆者が警戒したのはコースアウトだ。
この峠は柵が低く侵入速度を一歩間違えれば崖下まで一気に転落してしまう危険性をはらんでいる。
その上、ヒルクライム同様ヘアピンが連続した非常にテクニカルなレイアウトのため、海に面したコーナーでは十分に侵入速度を落として曲がるのをオススメする。
(ちなみに筆者は慎重に行こうとしたあまりインベタで走りすぎてしまい、イン側斜面を登って横転・転落した)
ダウンヒル区間を終えると立体駐車場が見える。
ここでは給油は勿論、ドリフト初心者のための8の字コースがある。
旋回や切り返しの練習をすると良いだろう。
給油ポイントには街に戻りやすいショートカットが存在するので自信が無い方はこちらで帰還するのが無難だろう。
(詳細については筆者の岩岩男までご連絡を)
立体駐車場に入り左に進むと周回コースが見える。
半時計周りの高速コーナーやヘアピンが入り混じった複雑なコースで勾配は比較的ゆるやかだが、こちらも海に面した区間が多く注意が必要だ。
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今回レース経験の浅い筆者が「Grotti Brioso R/A(B帯)」でのラップタイムは4:04.824であった。
何度かクラッシュしてしまいベストなタイムとは言えないが、慣れた者であれば4分は余裕で切れるだろう。
筆者同様レース経験の浅い者や初めて走る者は2〜3周は慣熟走行し、ライン取りを覚えた後にベストラップを求めるのがベターだろう。
さて、今回紹介したのは峠の魅力のほんの一部となる。
機会があればぜひとも実際に立ち寄って走ってほしいが、時間のある時に行くのをオススメする。
なぜなら一度走り出せばあなたも峠に魅入られてしまうから