警察組織現体制【各署の運用と元犯罪者の雇用について】

執筆者: 紫月零矢 | 

2024-02-29 23:05

サムネイル:警察組織現体制【各署の運用と元犯罪者の雇用について】

2月10日の街の変化は、警察組織にとっても大きな転機だった。

警察は2月10日以降、大規模な組織改革を実施。

組織改革における重要なトピックは2つ。
「本署の他、北署と南署の本格稼働」と「元犯罪者の雇用」だ。

ロスタイムズ情報局では上記のトピックについて警察署長であるアコロビン氏に直接お話を伺った。

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【各署について】
現在警察では8047の本署の他、1038の北署、9148の南署を拠点とする部署を整備している。

各署の署長、副署長は以下の通りだ。

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▶本署(8047)
署長:アコロビン
副署長:二階堂みろ
副署長:cat tower

▶北署(1038)
署長:伊ノ熊ノラン
副署長:青木空流

▶南署(9148)
署長:ふみやおじさん
副署長:暦沖田

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各署の役割については実際に稼働させながら、警察内部でも調整を行っている段階になる。

どの署でも犯罪対応を行い、他署と協力しながら事件解決に当たっていくことを前提とした上で警察業務の分担ができる体制を整えているとのことだ。

「現状の想定では」という前置きをした上で本署署長のアコロビン氏が考える構想をお伝えするならば、本署では「市民対応や内部の人材育成」に注力し、北署は「街の北方を中心とした広域で発生する事件への早期対応」、南署は「大型犯罪やギャング・黒市民との論争解決」を重点的に対処することを考えているとのこと。

各署の役割を定め業務を分担することで、疎かになりがちだった市民対応の強化や警察組織としての戦力増強に努めていくとの話だ。

尚、各署長の就任理由としては、本署署長であるアコロビン氏は二代目警察署長としての実績からの継続、北署の伊ノ熊ノラン氏は北署署長として自ら立候補し、警察としての活動実績から抜擢、南署のふみやおじさん氏は警察外部の人間だったが、警察の戦力強化を目的として警察会議でも検討を重ねた末の抜擢となった。

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【元犯罪者の雇用について】
現在、警察組織には「元犯罪者」な人物も多い。

長くこの街にいる市民の方は、指名手配や新聞のPRISON SENTENCEで見た名前がSTATEアプリに載っていることから、それを感じ取っているだろう。

特に、先ほど名前を挙げた南署署長の「ふみやおじさん」氏は昨月、1月16日までギャング「BALLAS(バラス)」のボスを務めていた人物だ。
ふみや氏に倣うように、元BALLAS構成員から警察になった人物も複数人いる。

この件に関して、南署署長のふみやおじさん氏に直接取材を行った。

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▶警察官となった理由について
「自分たち(BALLAS)もその一端を担っていた側だが、大型犯罪や黒市民との論争で警察が疲弊していくのを見ていた」
「それを見るうちに、警察の敵対組織だった経験を活かして強い警察を作ることに尽力したいと考えた」

▶元犯罪者の警察官として
「犯罪者と警察だと問題が大きくなる論争も、犯罪者視点を持って対応して治める」
「大型対応も経験を活かして対策を考えたり、対策本部として反省会を行うことでノウハウを作っていく」
「そうやって負担を減らしたり、大型犯罪の検挙率を上げることで警察の士気向上に繋がればと考えている」

▶市民からの見られ方について
「警察になったからと言って元ギャングを信頼しろというのも無理な話」
「だから行動で示す、悪いイメージもあるかもしれないが見守って欲しい」

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警察内部でも当初、犯罪者を組織内に取り込むことや、南署の重役を任せることに反対する意見もあったそう。

しかし、ふみやおじさん氏が上述のような方針や想いを警察会議にて直接説明することで、後手に回って検挙率が落ちつつあった大型対応の強化や、犯罪者視点を活かした揉め事の解決を期待して元犯罪者を警察に取り込むことが決定したとのこと。

言い換えれば、過去の犯罪歴をただ恩赦的に許して警察に受け入れているのではなく、犯罪者としての過去を活かした組織改革を期待した上での元犯罪者の雇用ということだ。

この雇用について本署署長のアコロビン氏は
「挑戦的な改革になるが、行動で示し、警察に新しい風を吹かせてくれると良いと思っている」
と話してくれた。

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警察の組織体制については未だ戸惑われている方もいることだろう。

警察官の所属についても現状、STATEアプリで示すことが出来ず、現状外部から確認する術がない。
警察に頼りたいときに誰に頼るべきかが分からないというケースもあるだろう。

また、元犯罪者、特にたった一ヵ月程前まで犯罪をしていたような人物が「白市民の味方」として警察内部にいる事に対して「信頼ができない」「不安を感じる」といった声を聞くこともある。

これまで白市民として生活をしてきた市民がSTATEアプリを見たときに、警察として元犯罪者の名前が何人も載っている状態を見てに不安を覚えるのは当然の摂理だろう。
我々の記憶の中には、つい先日まで犯罪者として法を犯し、生活を脅かしていた人物の名前として彼らの事が記憶されているのだから。

しかし、本記事で取り上げた通り、各署の稼働も元犯罪者の雇用も「業務分担や戦力強化を行うことで、警察組織内の疲弊を抑え、犯罪対応以外にも力を注げるようにする」という、警察組織を長く存続させ、より健全に運営する為の判断だ。

警察としても市民から厳しい目を向けられることがあるのも理解した上で今回の組織改革を行っている。

一度改革が始まった過度期である以上、これから暫しの間は、市民は警察を見定める期間として見に回り、警察は「我々は安心して市民が頼れる組織である」ということを示していく必要があるのだろう。

特に、元犯罪者であった警察官らに関しては「過去に犯罪行為に手を染めていた身ではあるが、今や市民の味方なのだ」と安心できるような行動を示してくれることを期待したい。

ロスタイムズ情報局では今後、警察との連携強化にも努めていく所存だ。

もし、警察に対する質問事項や意見、思う所があり、それが警察に対して直接伝え難いようならば局長である紫月零矢(Tel:602-663-9824)を窓口の一つとして頂ければ、匿名で話を伝えることを約束しよう。

何にせよ、警察と市民が良い関係を持ち、市民生活の強い味方として今の警察が成長していくのを願うばかりである。

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