【注意喚起】不審薬物の健康被害にご注意を
執筆者: 紫月零矢 |
2024-05-31 01:05

5月初頭より「LS製薬株式会社」を名乗る組織による薬物のばら撒きが行われていたのをご存じだろうか?
彼らはTwiXで番地を告知し、その場に置いた薬物を拾わせるという手法を中心に薬物をばら撒いていた。
5月31日現在、LS製薬株式会社は撤退の宣言を行い、撤退までの間は求めるものに対して薬を配布するとツイートしている。
求めれば手に入るようなものになってしまったが、もし、興味を持つ方がいるなら本記事を読み、不審物を不用意に手にすることの危険性について考えていただきたい。
彼らがばら撒きを行っている薬物は「青いカプセル状の薬」。
おそらくはLS製薬株式会社が独自に開発をした薬物であり、この街の法に抵触する違法薬物ではない。
この青い薬は服用による健康被害や依存性が報告されている。
効果には個人差があるようで、飲んでも何も無かったという例もあるが、酩酊状態のような症状、頭痛、眩暈などの軽度の症状から、気絶やダウン、記憶障害などの重篤な症状をもたらす場合がある。
健康被害が起きない可能性があるという事は、実例のある健康被害を無視するべき理由にはならないだろう。
その為、第一に「怪しげな薬を手にしてしまったとして、口に含まない事」というのを声を大にして発信させて頂きたい。
その上で、危険性の分からない怪しい薬を求めて、詳細不明な組織とコンタクトを取るような危険な行為は行わないよう注意していただきたい。
また、昨今ではひらがなの「LSせいやくかぶしきがいしゃ」、薬の字が旧字体の「LS製藥株式会社」を名乗るアカウントにより、同様の手口による異なる物品のばら撒き行為も確認されている。
旧字体のLS製藥株式会社が投棄していた拳銃については情報局からも注意喚起の記事を掲載させて頂いている。合わせてご覧頂きたい。
この街を最大限に楽しむために好奇心は必要な物であるが「好奇心は猫を殺す」という言葉もある。
彼らのばら撒き手法は「現場を見に行ってみよう」「何があるか見に行ってみよう」という好奇心を刺激するものではあるが、結局のところ、どれもが怪しげなアカウントによる誘導と不審物の投棄でしかない。
不審物そのものの危険性を憂慮する意味でも、怪しげな団体の思惑にハマらないようにするという意味、事件や危険に巻き込まれないようにするという意味でも、好奇心は程々に抑えるべきだ。
面白そうだと感じたとしても、それが不審物である以上は不用意に近づかない、もし手にしてしまっても使用しないことを徹底し、安全に街を楽しんでいただきたい。