皆で迎えた1周年から早1ヵ月、1周年イベントレポート【1st Anniversary】
執筆者: ロスタイムズ情報局 |
2024-07-11 22:00

このロスサントスが賑わい始めて1年が経過したあの日、街では警察主導で1周年イベントが開催されていた。
公務員やギャング、車両関連職によるパレードや、そのスタート・ゴール地点であるカジノでの移動販売マルシェ、豪華賞品の当たるビンゴ大会をプログラムとしたイベントだ。
イベントの最後には大きなサプライズもあり、その衝撃から当日の記憶はまだ鮮明かもしれないが、人の記憶は薄れゆくもの。
この街の1周年という記念すべき日を残す備忘録として筆を取らせて頂いた。
参加された方には1ヵ月前の思い出を振り返る手掛かりに、当日起きてくることのできなかった方にはイベント当日の様子を知るものとなれば幸いだ。
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イベントの開催前から各店舗で1周年記念商品の販売が行われたり、TwiX上で1年前を懐かしむツイートが散見されるなど、1周年ムードの高まるイベント当日。
22時前にはカジノにはパレード参列予定の団体の代表者や移動販売の出展者、イベントを楽しみに来た住民が続々と集まり、カジノ前は大盛況の様相を見せていた。
22時20分頃にはカジノ競馬場からパレードが開始。
先導は警察署長に就任した暦沖田氏、副署長のNia Bright氏、同じく副署長(当時)の皇 飛鳥氏を乗せたPolice Riot。
イベントの数日前に署長、副署長に就任した彼らにとっては初の大役であった。
その後を追うように参列団体の車両も走り始めるのだが、早々にトラブルが発生。
パレードに伴うカジノ周辺の混雑に耐え切れず、街の地盤が沈下。
市による迅速な対応が行われたものの、パレード列へ参列する車両台数や人数は更に絞り、パレード列へのメイン参加者以外の住民は各自自宅や店舗にてパレード参加者の衛星をパブリックビューイングで閲覧する形へ切り替わった。
イベント開始前から懸念されていた事態であり、それを考慮した上での走行ルートやパレード列への参列団体を絞る形を取っていたのだが、予想以上の大盛況による嬉しくも辛い事態であった。
早々に出鼻を挫かれ仕切り直しとなりつつもパレードは再出発。
パレード先頭にいた沖田署長が倒れ、パレード中の暗殺が疑われるなど度々トラブルが発生しながらも無事進行。
パレードに参列できなかった住民も各地で通過するパレードを眺めたり、パブリックビューイングを楽しんだようだった。
パレード開始から約1時間を経て、パレードの列はカジノへ帰還。
その後はContrail提供の航空機を商品としたカジノ大会が開催された。
同時BINGOが3人現れ、限定1台の商品を争う順位争いが行われる白熱の展開。
沖田署長とのじゃんけんの末、1位を決定したのだが……最終的に商品は3名全員に用意されたとのことだ。
……そんなビンゴ大会も終わり、当初予定していたプログラムはすべて終了。
しかし、今回主催を務めたNia Bright氏が市に対してイベント終了の連絡を入れたところ、不思議な返答が帰ってきた。
「もう少し終わらずに待っていてください」
今回、イベントに伴ってイベント関係者に対して優先入国券の配布が行われており、その回収の為の連絡のつもりで市に連絡をしたNia氏の頭にはクエスチョンマークが浮かぶ。
何が起こるのか分からないまま、解散ムードになりかけていた参加者をその場に留めるようにアナウンスしていると、突如一人の人間がその場に現れた。
紺色のジャケットの黒いシャツ、グラサンをかけたセンター分けの黒髪の男性。
そう、どの次元でも一番偉い男『山下ひろし市長』が現れたのだ。
この街の1周年という日にイベントの主催者も参加者も予想していなかったサプライズゲストが登場。
山下市長は警察が市から借りていたゲーミングトラックの壇上に立ち、話し始める。
1周年のお祝いと、これからも街を続けていくとのお言葉、これからを楽しみになる言葉、数々のありがたい言葉を賜った。
それだけでなく、山下市長はせっかくの機会だからと『市長への質問コーナー』も実施。
山下市長のプライベートに迫る質問から、街で暮らす上での疑問点や街の今後の展望など、住民から湧く様々な質問に山下市長自ら回答していった。
1時間弱に及ぶ質問コーナーが落ち着けば、イベントも終わりの時間。
最後には
「山下市長は一番偉い」
……という掛け声とともにその場に集まった住民と山下市長による集合写真の撮影が行われ、イベントは大団円での幕引きとなった。
……
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今回のイベントについて、主催を務めていた警察副署長のNia Bright氏に改めてイベントを実施した所感を伺った。
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Nia Bright氏
「イベントの開催自体慣れてなくて、色々と不安もある中、当日は地盤沈下などトラブルも多くて中々予定通りに進むことはなかったです」
「けど、警察の皆さんが指示してないのに自ら色々と動いてくれたり、住民の皆さんの協力もあってどうにかイベントを成功させることができました」
「私一人では成し遂げられなかったイベントでした」
「あの日はイベントを通して、市民として皆が一つにまとまれた日だと思います」
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普段は別々の所属、別々の立場があり、交わろうとしなければ交わらない住民も多いこの街。
しかし、こうして大切な日に同じ住民として目線を合わせることができたことは非常に喜ばしいことだろう。
普段どのような関係性があったとしても、今回のような大きなイベントや有事の際には一つにまとまれる。
そんな関係性を築きながら、これからも街が発展していくことを願うばかりだ。
1年もあれば、楽しかったことも良かったことも、変化もトラブルも、清濁併せ呑むような様々な出来事あったこのロスサントス。
きっとこれからの1年も、街では様々な出来事が起き、様々な変化を繰り返していくのだろう。
だが、どのような変化があったとしても、来年の6月11日、2周年の際には「去年よりもっと良い街になった」と、そう思えるような発展があることを楽しみにしたい。