段紳一と九人の段紳一、誕生日サプライズの裏側

11月7日（23時ごろ）、Twixに恐ろしい犯行声明が投稿された。
とある女性が謎の忍者集団「N4」に誘拐されたのだ。
彼らは一人の男を名指しでカジノ屋上まで呼び出した。
その男こそ、この日の主人公、段紳一氏である。

段氏は華麗なヘリコプター操縦テクニックによって、次々にN4のメンバーを「たいおう」していき、事態は収束を迎えた──かに思えた。

突如、9人の段紳一風衣装を身に纏った男女が登場し、軽快な音楽に合わせて踊りだしたのである。
段氏の生き様をテーマに盛り込んだオリジナル楽曲はSECRET SECRET RECORDSによって手掛けられた。
そう、これは段氏の誕生日を祝うために仕組まれたサプライズ企画だったのだ。

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今回の企画者である、くまのこてっど氏に話を伺うことができた。

段氏の誕生日を祝うために、金銭などではなく、心に響くようなプレゼントとして音楽を贈ろうと、てっど氏は考えたという。
せっかく音楽を作ってもらうなら、それに合わせたダンスもしたい。
サプライズ会場に呼び出すための手段も必要だ。
てっど氏は友人の武田珍健氏をはじめとした多くの人の協力を得て、段氏を会場であるカジノ屋上に呼び出す計画を練った。

また、音楽に合わせてダンスを披露する演者たちも、9人のメンバーが集まった。
その中でも桜田グリィ氏は自らのダンス経験から振り付けの考案に尽力し、カジノ従業員である坂本しあん氏と帆那またね氏は会場の提供に協力したという。
集まった9人は皆、段氏がこの街に来てからカフェプラネット、警察署、高級車ディーラーReX、救急隊、カジノと様々な職に従事する中で交流を深めてきた人々である。
てっど氏は「とても素敵な9人のメンバーで踊ったの」と嬉しそうに語った。

サプライズを仕掛けられた段氏にも話を伺うことができた。
これほど多くの人が関わったサプライズ企画に段氏は「全部が一緒になっているというのは想定外」と驚きをあらわにしながらも、どこか嬉しそうな表情をしていた。