【閉店のお知らせ】小料理屋 紫雲、静かに幕を下ろす

7194番地で静かに暖簾を掲げていた「小料理屋 紫雲」が、このたび正式に閉店したことがわかりました。

今回、閉店の報せを耳にした筆者は、店主であるミラ ヴァレンティさんに連絡を取り、現状についてお話をうかがいました。

「長らく街に起床できない状況が続いており、副店長も帰国しました。
営業再開のめどが立たないため、苦渋の決断として閉店を決めたんです。
これまで足を運んでくださったお客様には、心より感謝しております。
実際の営業終了は1ヶ月ほど前になります。
正式なご報告が遅れてしまって申し訳ありません。」

そう語るその声には、名残惜しさと感謝の念がにじんでいました。

上質な和のしつらえが、まるで隠れ家のような落ち着きを湛えつつ、どこか懐かしさを感じさせてくれた店内。
サムネイルに使わせていただいたのは、先日リニューアルされたという内装です。
新たな装いでの再開を心待ちにしていましたが、その願いは叶いませんでした。
食材の味を引き出した、優しい味わいのお料理たちをもう味わえないことは、筆者も何度か足を運んだ者のひとりとして、非常に残念に思います。

「紫雲」とは、良いことが起こる前兆のこと。
この店がふわりと運んでくれた幸せなひとときは、これからも多くの人の記憶に残り続けることでしょう。

ミラさんと、スタッフのみなさまのこれからの歩みに、心からのエールを送ります。