小さな車両で夢は大きく―ピーナッツ&ヴェントソレース主催者 日向葵氏の想い―
執筆者: 舎捨 大 |
2026-05-19 22:00
車好き、運転好きが多く暮らすこの街において、広く市民に親しまれているアクティビティといえば公道を使用したカーレースではないだろうか。
ハイパフォーマンスカーでレーサー同士が白熱した鍔迫り合いに挑む本格レースが注目を集める一方で、いま新たな盛り上がりを見せているのが「誰でも気軽に参加できる」カジュアルな、とあるファンレースだ。
その中心にいるのが、高級車ディーラー『ReX(レックス)』で車両販売を手がける傍ら、8181番地『Lien(リアン)』でメカニックとしても活躍する日向 葵(ひなた あおい)氏。
彼が主催するレースイベント『ピーナッツ&ヴェントソレース』が、街の一部で話題を呼んでいる。
このレース最大の特徴は、使用する車両にある。
採用されているのは「ピーナッツ」と呼ばれる超小型の1人乗りマイクロカーと、まるで持ち運び大型コンポのようなコンパクトバイク「ヴェントソ」。
いずれもパワーは控えめで、サイズも非常に小さい、おもちゃビークルといっても過言ではない車両。
操作性も決して高いとは言えず、むしろ扱いづらさすら感じるこれらのマシンが、レースに独特の「わちゃわちゃ感」と笑いを生み出している。
この気軽さこそが、多くの市民を惹きつけている理由だ。
スピードや技術を極めた一部のレーサーだけでなく、これまでレース参加に踏み出せなかった人々でも楽しめる間口の広さが、イベントの魅力となっているようだ。
2026年4月に初開催された本レースは、回を重ねるごとに注目度を高め、つい先日行われた第6回のレースではさらなる盛り上がりを見せた。
5月11日に開催されたこの回は、主催者である日向氏の誕生日を記念した『日向葵生誕記念杯』として実施され、これまでの平均参加人数である15名前後を大きく上回る、約30名のレーサーが集結。
会場はお祝いムードと熱気に包まれ、これまで以上ににぎやかなレースが繰り広げられた。
当初は「思いつき」でスタートしたというこの企画だが、回を重ねる中で参加希望者や協賛スポンサーからの認知も高まり、日向氏自身も確かな手応えを感じているという。
レースに対するハードルを下げ、多くの市民に「走る楽しさ」を体験してもらいたいという想いは、着実に形になりつつある。
さらに、この取り組みにはもう一つの目的がある。それは、より大きな夢へのステップとしての実績づくりだ。
日向氏が見据える将来像とは、市民レーサーとスポンサーを巻き込み、明確なレギュレーションのもとで長期間を通じて争う「シーズン制グランプリ」の開催。
単発イベントにとどまらない、本格的なレースシリーズの確立を目標に掲げている。
その実現には、多くの人材や資金、そして運営ノウハウが不可欠だ。
だからこそ、現在のファンレースは単なる娯楽イベントではなく、自身の成長と対外的な信頼構築の場として位置づけられている。
参加者や協力者、スポンサーとの関係を築きながら、一歩ずつ着実に土台を固めているのだ。
小さな車体で繰り広げられるコミカルなレースの裏には、大きなビジョンと地道な戦略がある。
誰もが笑顔で楽しめるこのレースが、やがて街を代表する一大イベントへと発展する日も遠くないかもしれない。
今後の展開に、ますます期待が高まる。
なお、気になる次回の開催は5月23日(土)を予定。
今回のスポンサーは10071番地メカニックの『SHAWKS』だ。
5月24日に行われるボートレースをPRするという目的で『24日船レースよろしくね』杯として開催されるとのこと。
今後もこのようなかたちで、協賛スポンサーへは返礼として「レース名のネーミングライツ権」と「開催時間の決定」が用意されるという。
店舗やイベントの宣伝、お友達への変わったプレゼントとして等、さまざまな利用方法が楽しめる本イベント。
気になる方はぜひ主催の日向氏までお問い合わせいただきたい。
▶イベントへのお問い合わせ
『ピーナッツ&ヴェントソレース』
【代表】日向 葵 (480)936-2580